助成研究 2019年奨励賞受賞者が決定しました!

やずや食と健康研究所では、評議委員の先生方の評価をもとに

その年に研究を終えられた助成者の中から奨励賞受賞者を決定しています。

今年は、チャレンジ部門から2名の方が奨励賞に選ばれました!

ここで発表させていただきます。

■奨励賞受賞

【お名前】 中村 達也(なかむら たつや)様

【所属】 社会福祉法人 日本心身障害児協会 島田療育センターはちおうじ

【研究テーマ】 重症心身障害児者における嚥下障害の実態解明

【HP用報告書】こちらから

【評議委員からのコメント】

現場にいながらこれだけ研究計画を丁寧に進めていただき、気づきに対して調査・報告と論文投稿までされているのは、とても素晴らしいことです。

中村様の努力はもちろんのこと、センターの皆様の協力あってのことかと推察いたします。

報告書から丁寧に実施していただいたのがわかります。

現場でも研究でも、今後の活躍に期待しています。

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中央が中村様、左右が共同研究者の鹿島様(左)、藤本様(右)

 

■奨励賞受賞

【お名前】 佐野 拓人  (さの ひろと)様

【所属】 新潟大学 医学部保健学科 検査技術科学専攻 臨床化学

【研究テーマ】 液体ミルクの安全性の立証に向けて:飲料物の飲み口に付着する細菌の量および構成の解析

【HP用報告書】こちらから

【評議委員からのコメント】

着眼点が良く、とてもタイムリーな研究なので、すぐに論文化へと進めてほしいです。

本研究はシンプルな研究ではありますが、今後の実用を考えると非常に重要な研究だと思います。

また、ミルクに関する改善や開発はありますが、容器が問題になっています。

本研究によって、容器を使い捨てにしなければいけないという根拠になります。

知らない人は半分飲んで置いておくかもしれません。それがいかに危ないかをこの研究が示しました。

佐野様の研究のように、ヒトとモノをつなぐ研究は少ないです。モノをどのようにヒトが使うか?という接点になる研究は素晴らしいものです。

報告書も丁寧にまとめていただき、今後の活躍にも期待しています。

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中央が佐野様、左右は共同研究者の佐藤様(左)、涌井様(右)

 

奨励賞を受賞されたお二人には、賞状と今後の研究費の一助として、金一封をお送りいたしました。

その他の助成者のみなさまの研究も弊研究所のテーマである

「未来の食と健康につながる研究」に沿ったすばらしい内容でした。

 

やずや食と健康研究所では今後も、未来の食と健康につながる研究を助成いたします。

さらに、本年度は従来の“チャレンジ部門”の対象者を見直し、年齢は45歳未満、応募者と指導者のペアでの応募といたしました。

研究者を目指す若手の育成のためには、応募者と優秀な指導者の双方を支える仕組みが必要と考え、指導者には若手研究者育成のモチベーションと責任感を高めていただくためにも指導料をお渡しいたします。

また、“キャリアアップ部門”は50歳未満の研究者・研究グループを対象とし、引き続きどちらの部門も意欲ある研究者への助成に力を入れてまいります。

 

応募要項はこちらからご確認ください。

 

2019年度の応募期間は7月1日(月)~8月1日(木)17時までです。

みなさまのご応募を心よりお待ちしております。

 

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